もうすっかり親子の様にゲタリーの街を2人で闊歩していたのです

「まだ決めて無いんだよ!もう少しゲタリーの海でサーフィンしているつもり...」
「じゃ俺の家に泊まればい」
「そうさせて貰えたらありがたい」
話はすぐにまとまりました。それからLOULOUは、三谷の為に車であちらこちらの海岸の送り迎えや買い物…約1年間、本当の息子の様に面倒をみてくれたのでした。
もちろん!大喧嘩もしました…>_<…
三谷は、LOULOUの亡くなったお母様のお部屋を間借りしていましたが、その部屋には大きな手巻きの置き時計がありました。一日中チクタクチクタク、ボ〜ンボ〜ン30分毎に♪ボ〜ン♪
「うるさくて眠れない」三谷が振り子を停めてしまったのです(-。-;
翌朝それを知ったLOULOUは、烈火のごとく怒りました((((;゚Д゚)))))))
それもそのはず、この時計は、お母様が生きていた頃から亡くなった今迄、1度も停めずにいたのです。
まるで、あの唄と同じです。
この時ばかりは、さすがの三谷も申し訳ない事をしてしまったと思いましたが売り言葉に買い言葉、ギャーギャーやり合ったみたいです。バカダネ素直に謝ればよかったのに!
♪♪大きなノッポの古時計〜お爺さんの時計〜♪♪
私は、今でもこの曲を聴くと、心がキューンと締め付けられてしまいます。きっと、彼も私以上に…
LOULOUごめんね